万年筆エレジー

一部の万年筆愛好家は万年筆と言う深く終わりのない道具に魅了され、人知れず哀歌を歌う煩悩に塗れたさすらい人なのかも知れない。その姿は異様であり且、健全でそれゆえにヘンタイなのだろう・・中でも調整というやっかいな道を通過する人も少なくない。たまにしか調整されない方は別としても、気がつけばペン先を弄るヘンタイさんは知らず知らずに技量も上達されてみえるようだ。小生も恐々触りこの辺で止めておこうと想いつつ気がつけばもうちょっと良くしたいとスケベ根性で遊んでいる部類だが、知人の達人のおかげもあって最近少し吹っ切れた感がある。調子に乗って過去のペンを引っ張り出しては遊んでいるのだが、まずもって少しは進化しているかもと気分がいい。同じ万年筆でもまるで感触が変わり気持ち良く書けるようになると至福の喜びを感じる。されど終わりがないのも万年筆、昨日より今日、今日より明日と日々感じるものも増えて来る。そんな中でもビンテージのレバーフィーラー・シェーファーライフタイムは硬めのペン先にも関わらず呆れるほど感触が良くなったそんな一本のエレジーかも知れない(笑)

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万年筆エレジー への5件のフィードバック

  1. すいどう より:

    硬いペン先で書き心地が良い…というのがまだ完全に理解出来ていません(泣)パーカー45のインクフローを良くして使ってみたりしたのですが、すぐに飽きちゃって(笑)

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    • yumemachi より:

      すいどうさんへ
      硬目のペンもいいものですよ、特に早書きの人にはタッチも軽やかでリズムがあって宜しいかと?小生は筆圧は低めで早書きの方ですから・・

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  2. たがみ たけし より:

    えらいまた渋いのを引っ張り出してきましたね!夢待ちコレクションの初期のもじゃないですか?!(◎_◎;)久しぶりにヴィンテージものを引っ張り出したくなりましたね(笑)

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